買い物に行った。一人で電車に乗ってショッピングモールまで。
なつかしいなあ、この感じ。南町田のグランベリーモール、近所に住んでいたとき行った、その感じ。
って思った。
お店で服を選ぶのもひさしぶり。たくさん店があるから迷子になる。苦手なのが碁盤の目のような街。吉祥寺が苦手。だからきっと京都とかも苦手だと思う。
あっちの道とこっちの道がよくわからない。
そのくせ、細道とかは得意。学生のころ、はじめて通る下町の勝手な横道や路地を歩いて元の道にもどったりするので彼がそれについて来てびっくりしていたけれど、そういうところは猫のアンテナ持ってると思う。

で、選ぶのもひさしぶりなら買うのはもっとひさしぶり。
このごろは買うとしたらフェアトレードのピープルツリーの服をネットでポチッとする。だから実際のお店でものを見て自分の服を買うのはかなりひさしぶり。娘の肌着なんかはこのへんの店でさくっと買うけれど／／
今日はフェアトレードでもオーガニックコットンでもなんでもない、きれいな黄色の襟に刺繍の施された透けるようなシャツを買った。半額になっていて２５００円でおつりがくる。

レジのお兄さんの手つきがおもしろい。見えない糸をさっと払うように腕のうえに手をすべらせたり、トランプマジックみたいなお札さばきに目をうばわれる。
一枚、二枚、三枚とこちら一枚と４枚のお札を広げてピンっとたたくように見せてくれる。
どこかでトリックがあるのではないかって思うくらい。
ほんとは白い紙だったりして。
その調子で袋にシャツを入れてくれる。なんだか面白そうだったから買い物袋に入れてもらうのは断らないで入れるのを見てた。やっぱり美しい手さばきでシャツを袋にいれて、セロテープで口をとめてくれた。

花柄のサンダルも買う。接客はきわめて簡素で楽。試しに履いた大人サイズはこんなものかな？っていう感じでぺったん、ぺったんと歩くとかかとについてくる。
ためしに一つサイズの小さい子供用のサイズを履いたらかかとが落ち着いた。
ソールの使用が大人ものに比べると簡素だけれど、歩きやすいのが取り柄のメーカーなのでそれを履いた。期間限定ショップというので接客してくれた店の人にどこの店から来たのか聞けば横浜ベイサイドマリーナからだって言う。ずいぶん遠いですね、というと担当の人はうなずいていた。

おばさんになったのでそうした余計な会話をしながら買い物。

娘の帰ってくる前に、ってあわてて帰ると、帰るかもっていう時間にまだまだスケートして遊んでいたようで、暗くなってから戻って来た。

だからそれまで一人でまたひとり時間。

そうだ、パンを買いに行こう、とひさしぶりに８キロ先の石釜焼きの天然酵母パンを買いにいったら、「完売御礼」の札。
売り切れ御免か・・・。

せっかく出て来たのでセルフのガススタンドでガソリン入れて戻ってきてメーターは２１キロ。
こんなことにガソリン１リットル以上つかってしまったら交通費２００円くらいかな。

家にもどるといつもチャボを見に来てくれる近所の小さい子のお母さんからイチゴのプレゼント。
イチゴはもらいものに限る。いつもは見切り品とかジャム用とかしか買わないけれどもらうものってとっても粒がそろっていて、グチャってなったところもないし、とってもきれい。
見るからにおいしそう。
でもその３０分ちょっとの間に来て、そして帰っちゃった。会えずに残念。