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  • 中央博物館 房総の歴史コーナー 縄文時代


竪穴式住居の模型を発見。
ちゃんと内側は掘ってあって丸太と縄で土留めがしてあって、中央にはたき火をしていましたというような木がちょこんと置いてあった。入り口は下がっているので丸太に溝を切った階段が用意してあった。


  • 千葉の歴史

出かける前に千葉の歴史について本「千葉の歴史散歩」という本電車で読んで行ったので、このコーナーおもしろかった。


縄文時代の千葉、鎌倉時代の千葉、戦後時代の千葉、江戸時代の千葉、と流れ良く説明してある。
なかにはお寺から持って来ちゃった大きな金ぴかの仏様や仁王像もあって、京都だったら行列だよな、と思ってみた。

千葉の名前の由来となった千葉氏についても桓武平氏からの家系図で説明してあって、それも電車で見ていたので面白い。
桓武平氏か。なるほどな。

  • 会津藩が安房で水泳の訓練をしている絵

日本で最古のプール(日新館)をもつ会津藩だけあって、どこに来てもちゃんと水泳の訓練をしていたんだな、と目にとまった展示。


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千葉県立中央博物館にて秋の展示「どんぐりの世界」で学んだこと

場所は青葉の森
房総かるた「あ」の札にもなっている「青葉の森 自然をまなぶ博物館」のその博物館。
西洋式の庭園や芸術文化ホールなども敷地にある。周囲は住宅や団地。幹線道路沿いにはサイゼリアやココス、スシロー、ダイソウ、などそうした店が並ぶような場所。

立派な施設なのにあまり来ている人もない。
もったいないな。

  • ドングリの雌花について


どんぐりは常緑広葉樹と落葉広葉樹がある。うちにもドングリの木とよばれるものが何本もあるけれどまったく実をつけないものもあって、それはメスの木とオスの木があるのだろうとおもっていたけれど勘違い。

雄花は垂れ下がってとてもよく目立つが雌花はとても小さい。その上のほう枝にちょこんとついている。




どんぐりとなるものは一年前に受粉したもの。
今年のものではなかった。

どんぐりの尖った方が雌花の名残。

  • マスティングについて

ドングリは成り年と成らない年がある。
マスティングと呼ばれるもので、これによってドングリを食べて育つ生物の数の調整に役立っている。ネズミの数との表がこちら。

極端に成った年の翌年はネズミの数が増え、成らない年の次はネズミの数が減る。

  • マテバシイの活用

マテバシイはもともと人が使うので植えたもの。内房では海苔の養殖に、外房ではカツオの薫製の燃料やいぶす時の木としてつかわれていたけれど、いまは使い手が減ってその実を鹿が食べて生息いるそう。ちょっと増えすぎは困る。



  • 食べられるドングリについて

鹿が食べているこのマテバシイはタンニンが、つまり渋が少ないからで、スタジイを炒って食べたこともあるけれど表をみるとそれにはタンニンが最も少ない。
穀物コーヒーなどにも入っている。
父は戦争中にどんぐりをたべると言葉がでなくなると言われていた、と言っていたけれど極度の陽性で言葉がつまってしまうのだろう。
マテバシイやトチノミを粉にして、水で何日もさらして食べる地域もあるそうでそうした処理の紹介や商品となっている紹介もしてあった。韓国ではドングリの粉がスーパーに片栗粉と並んでおいてあるという紹介もあった。


  • 自宅に

食糧難にマテバシイとおもって何本か苗木を探して植えたけれどいまは一本が大きく成って背丈くらいになった。コナラやクヌギはタンニンが多いからそう言う時に食べるときはよくよくさらしてからにしよう。

竪穴式住居とかチセとかなにがきっかけだったか忘れたのだけれどこの2週間くらいブーム。
竪穴式住居はわすれていたけれど1.5メートルくらい掘ったところで生活するとあった。
昨日アイヌの住居で検索して出て来たページに地下は一定の温度になる、と書いてあって
なるほどな、と。
それからもっと地下は夏冬の温度が逆転するのだそうだ。
それから、あまりに寒いと薪を燃やすと外の空気が入って来ていくら燃やしても寒い
とあった。
たしかに、薪ストーブをつけたほうが温度差があって気流が発生するから暖かい、と感じるまでにはかなり燃やさないといけない、と感じたことがあって、そうだろうな、と想像。

おもしろい。
自分のメモにリンク先をここに残しておこう。

http://www.chinetsu.jp/cise01.php

ホームページから引用

「朝かけつけた私は、前夜帰る時と質の違う、初めて体験する「耐えられない寒さ」に驚きました。
前夜の夜、外気温がマイナス5℃の時、座っている場所の温度は10℃程度ありましたが、朝外気温度がマイナス17℃になった時には、囲炉裏の傍の同じ場所が、薪を燃やせば燃やすほど、ますます温度が下がってマイナスになり、背中に強い冷気流が襲ってきました。燃えることによって、冷たい外気を吸引していたわけです。見上げると、多量の薪燃焼によって、断熱材であるはずの屋根雪の棟部分がぽっかり開いていました。


もし、外気がマイナス30℃程度まで下がれば、燃やす量に比例して囲炉裏をめがけてマイナス30℃の冷気が襲い、燃焼空気は勢いの強い上昇気流となって、雪の融けた屋根から出ていたはずです。


 「寒ければ燃やせばよい」という暖地の採暖の意識が、まったく通用しない環境だったのです。」
引用終わり


なるほどなあ。
すごい体験。

あとはここが気になった

引用ここから
体感温度は、気流が少ない時は、空気の温度と周囲の表面温度(=放射熱)が同じ比重で私たちに作用します。つまり、体で感じる温度は、室温と周囲の放射熱との平均温度なのです。


現代の住宅は、室温が20℃でも外気温が低いと窓や壁や床の表面温度が室温より低くなっています。もし表面温度が10℃程度しかなければ、体感温度は15℃しかありません。冬の室温が20℃では物足りなく感じるのは当然です。
薪を燃やしているチセの体感温度が20℃室温が5℃ということは、(5℃+□℃)÷2=20℃ですから、放射温度は35℃ということです。」

引用終わり


なんだろう、うちは温度(室温)としてはそんなに暖かくないときもぬくい感じがする。
そのぬくい感じがどこからきているのかな?と思ったのだけれどこれを読んで、それから週末の土のワークショップを受講して
なんらかの蓄熱体があってそこから放射しているのではないか?と考えた。

それが玄関に敷いたレンガかもしれないし、45ミリの無垢の杉板かもしれないし、と思ったけれど
このチセの研究を読んで
ひょっとすると地盤の強化のために基礎の下に1.5メートル厚に転圧してある砕石の作用かもしれない、
と思った。

でも一番は直接のお日様のあたたかさで、窓はペアガラスだけれど東と南は断熱性能の高いLoweや遮熱loweにしなかった。それはお日様の熱をできるだけ受け取ろうとおもったからで、寒かったり暑かったりすればその外側の断熱雨戸を閉めて対応しようとおもったからだ。
なので気分の問題もあるが、窓は「年末に掃除するもの」という気持ちではなく、雨が降って濁ればすぐに磨くようにしている。
イギリスでは窓は常に磨いてあるのが当然でそうしていないと近所から苦情がきて、窓掃除は専門の仕事の人もいたが、自分は必死に磨いた、とイギリスに駐在していた友達が話すのをきいた。イギリスなどは天気もよくないし、できるだけお日様の光をいれようとする気持ちからかもしれないな、と磨いていて思った。


スコップがあっても穴を掘るのは大変だから、大昔の人はどんな工夫をして掘ったのだろう、と耕した程度にしか見えない穴をみて思う。








さっきのは画像が重たくなって修正が利かなくなったのでこっちで続き。

さきほどの外で練習に作ったかまどの炉の立上がりは比重が重たかったのか、傾いた拍子に崩れたり、その自らの荷重で崩れたりした。
これを防止するためにはその比重を軽くしてやる必要がある。

写真)やりなおしで作ったあとにみんなで抑えて芯のバケツを抜く

比重を低くすることで断熱効果が高まることは前述したが、この場合、砂と粘土の砂のかわりにバーミュキュライトや籾がら、くんたんなどの軽い骨材をいれることによって断熱性能がたかまるだけでなく、より厚塗り、立体造形が可能となる。炉の断熱性が高まる、ということは燃焼温度が高まる。
七輪が珪藻土によってできていて、とても軽いのに燃焼温度が高いのはこのためである。



午後からは本番。
あらかじめ割り栗石と砕石を転圧し、その上に三和土で基礎を築いた上に耐熱レンガを敷く。
耐熱レンガは一つ300円程度と高いが中古が販売されいているらしい。その際の注意は「サイズが違う」ことだそうだ。


 

砕石、割り栗石を転圧した上に三和土で基礎をつくり、その上に耐熱レンガを敷く。耐熱レンガの下には粘土ペースト。木槌でたたきながら水平を取りる。粘土ペーストをつけ接着することで強度も上がる。


レンガとレンガを貼り付ける。貼り付ける面と面に粘土の水練りをつける。それがポイント。


粘土は粒子が細かいから何にでも入り込む。染料にもなる。そしてモノとモノをくっつける。水が入ればペーストに。乾けば硬化する。
そして熱が加わると焼き物になりさらに強固となる。


水と空気で化学反応して勝手に硬化する石灰もおもしろい。そこに火が加わってさらに固まる。


土と水と空気と火か。四大元素だ、世の中これしかないのに、混沌とした気するのは細部から捉えているからかも。



火入れのレンガを積むために30ミリ20ミリでカット


炉を築地したあとに煙突の部分を造作する。
煙突の道は焚き口の反対側、高さは焚き口よりも上、煙が逆流せずに昇るように。


親方の「長い、あれ、あれをもってこい」という程度の言葉でスタッフa
ピタリと親方が必要とするものをもってくるのに
はしびれた。
この男の子、良いお嫁さんになるな。


麻ひもを巻いている。土付きをよくするため。
よく朽ちた土壁に紐に土壁がくっついてぶら下がっているのをみることがあるけれど、あれだな、あれ。

2014年11月16日日曜日に行われた土のワークショップに参加

参加者は東京や千葉市、外房の近郊の町、そして近所からおよそ20名の参加
年齢層はおよそチュウネンからちょっと上くらい。だいたい前後の人たち。

土地の粘土をつかって作る農家のかまど
というのが今回のワークショップで作るもの。
土による農家かまどは有効で有能、ぜひ伝えて広めて欲しい、といdうことではじめられた。


有効で有能、なにに展開させて使いこなせるかな、、、、と期待

必要な材料は土地の粘土、粘土と言うのは休耕田からとれる
砂、砂は知らなかったけれど、国家が管理しているので持って来たらいけないものだそうだ。
砕石、割り栗石 これは一番下に転圧。重たいから土間に沈まないよ言うに置くもの。
それから
消石灰、左官用というのが売っているが高い。農業用のでよい。一杯(20キロの袋のことみたい)500円程度。
耐熱レンガ これは中古でいい。直接火が当たる場所に。セメントや石灰はわれるそうだ。石でもよいが、ここ千葉には石の不毛地帯だとか。たしかに多摩の実家では石ころをよく見たが、こっちにきて砕石しかみてないかも、と思う。

釜輪 
ロストル(あれば、鋳物で棚をつくって空気が入るようにするもの)
わらスサ(稲わらの本当に繊維にしたもの)

粘土と言うのは粒子の細かい砂のこと。
粒子が細かいから染料にもなるし、組織に入り込んでしっかりと接着する役目ももつ

消石灰とは骨、貝殻や石灰岩を700から1200度で焼いたものが生石灰で、それが水反応を起こして消石灰になり、空気中の酸素と反応して固まり、また消石灰となる。
との説明
なので消石灰を混ぜた粘土、砂、土のペースト(水反応)は乾燥する(酸化)につれて強固になっていく。

セメントとの違いは焼成温度。セメントは2000度から3000度なので環境負荷が高く、耐用年数が60年と短い。消石灰による三和土(ここでいう三和土『たたき』と読む、は玄関前などの場所をさす言葉ではなく、素材としての三和土)はその数十倍も耐用年数がある。1700年くらい経っている五重塔などの土台はこの三和土よる版築(はんちく)構造。



工法は3つ
たたく
つむ
ぬる
その他投げつける、というのもある

前回のタタキ(三和土)は水、石灰、粘土 にがり
それに強度を持たせるために砂や砂利をいれることも。土俵は入れない。
粘土と砂の割合の基本は1対3
収縮率の高い粘土に砂をまぜることでひび割れを防止する


水が少なめで叩き固める。水が多いと固まらない。
握ったときにだんごになるくらいの硬さに加減する

炉の立上がり築地(ついじ)の見本

粘土を置きその上に割れ瓦を乗せる 離しておくこと



その上に粘土を重ね置く



コテ
この曲がったあたりで瓦をたたくと空手のチョップみたいに割れる
が、私がやってもカチンと軽い音をたてるばかり
コツがある

外で説明をうけたあとに本番前にデモをつくる。
炉の
立上がりは消石灰の入っていない(入ると火に弱い)砂、粘土水のペーストと古い割った瓦で立ち上げ。中央の芯に「タダでガソリンストにいくともらえる」バケツを入れて立ち上げ。

粘土にもっとバーミュキュライトやわらスサをい
れて軽くしないと重みで崩れた。水平を
とってなかったので傾いた
方に簡単に崩れる、ということがこのデモでわかりました


作ったものは崩してまた材料に戻る、それがいい



 








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